実はNISAよりお得なDC( 確定拠出年金)

投資・資産運用
山中 伸枝
2014.02.06

いよいよ来年1月から始まるNISA。投資額100万円については、5年間に得た運用益に対する税金が免除となる「お得な!」制度だけに注目を集めています。

でも、もしあなたが、老後の「自分年金」作りのためにNISAを活用したいと考えているのなら、ぜひDC(確定拠出年金)を優先させましょう。なぜならNISAよりもお得だからです。

DC(確定拠出年金)では、NISA同様運用で得た儲けに対する税金がかかりません。しかしNISAの対象となる運用商品は株式や投資信託といった「リスク商品」のみなので、必ずしもみんなが得するわけではありませんが、DCであれば定期預金や年金保険など「元本確保型商品」も対象ですから、リスクをとらずに確実に節税メリットを受けることができるのです。しかもNISAのように、5年間という決められた期間のみが節税期間というわけではなく、加入者が60歳になるまでその節税メリットが続きますので、更にお得です。

またDCは自分年金の積立をしながら節税をすることが可能です。例えば将来の蓄えとして毎年2万円ずつDCで積立をしたとしましょう。年間の積立額は24万円、この金額全てが所得税、住民税の計算の対象から外されます。年収500万円、所得税率10%の方であれば、年間24万円の積立に対しての節税効果は実に4万円8千円(所得税と住民税10%分)ということになります。これはNISAにはない特別なメリットですから、ぜひ活用したいものです。(所得税率は所得に応じて異なります。DCの簡易節税額は、年間掛金合計x税率(所得税+住民税)で試算することができます)

更に60歳以降DCを「自分年金」として受け取る際、退職所得控除・公的年金控除と言う税金の特典が使えるのもNISAにはないメリットです。原則60歳まで資金の引き出しができませんが、自分年金という目的がある方であれば、簡単に解約できないことで貯蓄が確実にできると前向きに考えることもできそうです。

DC(確定拠出年金)が活用できる方は、会社員でお勤め先に厚生年金基金などの企業年金がない方、あるいは自営業者などで国民年金に加入している方です。それぞれ毎月の掛金の上限が定められているので、お近くの金融機関に問い合わせしてみるのも良いでしょう。またすでにDCに加入していらっしゃる会社員であれば、マッチング拠出ができるかどうかお勤め先に確認してみましょう。マッチングとは個人的に会社のDCに積立ができる制度で、更なる節税が可能です。

節税はこの大増税時代を生き抜く私たちの知恵!上手に活用しましょう。

執筆者情報

山中 伸枝
株式会社アセット・アドバンテージ  代表取締役
心とお財布を幸せにする専門家 ライフプラン実現のための資産運用アドバイスが専門 テレビ、新聞、雑誌などメディアでも活躍
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