「知っておきたいマイナンバーのいろは」  ~新制度から見る国のおサイフ事情~

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刈谷 泰子
2015.10.28

この10月、日本に住む人全員に12桁の番号が簡易書留で届きます。これがマイナンバー、一生使う大切なものです。皆様のお手元にも届いた頃でしょうか?制度のスタートをうけて当社私達FPには最近こんな質問が増えています。

 

「マイナンバー制度、一体なんのためにできた制度?なんでこの制度が必要なの?」それでは、制度誕生の背景からぐっと迫ってみましょう。

 

マイナンバー制度ってなに?

 

マイナンバー制度の正式名は『社会保障・税番号制度』。ご存じでしたか?マイナンバーの誕生によってこんなことが期待されています。

 

①公平・公正な社会の実現

「税金を納めないていない」「不正に行政サービスを受けたりしている」などの行為を防ぎ、サービスを受けるべき人に届けるための仕組み作りをします。例えば過去にあったこんな事例も解消されることが期待されてます。

・生活保護費の不正受給(2013年は43,000件187億円※1出典:厚生労働省2015年3月調べ)

・消えた年金問題、支払いもれ、受給もれ中小企業による厚生年金未加入問題 など

 

②行政の効率化

この番号を基に住所や収入の情報を簡単に照会確認できるようになり、時間と労力が削減されます。

 

③利便性の向上

住民票発行、年金受給時など添付書類を減らし、わたしたちの手間と時間の負担が軽減されます。

 

マイナンバー制度、なんで必要になったの?

 

日本の社会保障は、医療、介護、年金、子育てにかかる費用負担をみんなで支えあう制度です。しかし今の社会保障制度が作られた1970年代と現在では大きく社会構造が変わってきました。少子高齢化で急増する社会保障費を現役世代が支えていくのは限界があります。

◆少子高齢化 ~50年後には10人に4人は65歳以上。赤ちゃんの数は現在の半分~

◆増え続ける社会保障費 ~毎年1兆円規模で増加~

(出典)政府広報オンライン「特集 社会保障と税の一体改革」

 

社会情勢の変化に適応した制度の実現と財源が必要です。そこで、2017年4月 消費税10%へ引き上げが予定されています。この増収分は、子ども・子育て、医療・介護、年金の各分野に充てられると同時に「次世代への負担先送り」の軽減に充てられることとなります。だからこそ、社会保障と税の一体改革が急務であり、この10月の マイナンバー制度が誕生したと言えます。

執筆者情報

刈谷 泰子
株式会社京都インシュアランス
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