サラリーマンの副業、青色申告で節税を

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山中 伸枝
2014.02.06

平成26年1月より白色申告者にも帳簿の記載、及び保管が義務化されます。これまで青色申告と比べ、日々の管理が非常に簡単で手軽だった白色申告ですが、今回の変更により白色のメリットは実質なくなったと言えます。サラリーマンでも副業として収入を得ている方の場合、今後は青色申告の方がよいかもしれません。

青色申告になると、来年から義務化される白色の帳簿の内容より、詳細な記録が求められますが、日々の会計を記録する意味では手間は同じです。その手間をかけるだけで、青色申告は白色にはない税制優遇を受けることができます。

まず青色申告にすると、65万円の特別控除が使えます。白色では、売上から必要経費を差し引いた額で税金の申告をしますが、さらに65万円売上から差し引けるのですからこの節税効果は大きいです。

特別控除は儲けが出たときに効果を発揮する税制優遇ですが、損が出たときにも税金が得します。例えば副業で赤字が100万円出たとしましょう。この赤字を給与所得から差し引くことができるのです。これを「損益通算」と言いますが、副業でモノやサービスを提供する事業であれば申告が可能です。最も事業届けを出す必要がありますので、青色申告同様この機会に手続きをされるのも良いかと思います。

さらにもうひとつの青色申告者の特典が「損失の繰越」です。例えば、先ほどの損益通算をしてもまだ相殺しきれなかった損失が出てしまった場合に、この損失を3年間繰越ができるのです。仮に今年の赤字が100万円であれば、翌年の事業所得40万円と相殺、またその翌年の事業所得30万円と相殺、翌翌年の事業所得20万円と相殺・・・と3年間損失を繰越、事業での利益を調整することが可能です。

最近では、副業を認める会社も増えているようです。お金が入ってくる入口を複数持つことは、先行き不透明な今の時代、とても大事なことです。税金とも賢く付き合い、自己防衛をしつつ、資産形成をしていきましょう。

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山中 伸枝
株式会社アセット・アドバンテージ  代表取締役
心とお財布を幸せにする専門家 ライフプラン実現のための資産運用アドバイスが専門 テレビ、新聞、雑誌などメディアでも活躍
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