格言では尻下がり。午年(今年)の株価はどうなる?

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山中 伸枝
2014.02.06

「辰巳天井、午尻下がり」これは古くからの相場格言です。株価は辰年に上昇、巳年をピークに、午年は下落するという言われです。確かに1972年から2013年までの株価の騰落率を年間比較すると、格言も然りという気持ちにもなりますから興味深いですね。


図「干支年の日経平均株価の年間騰落率(平均)」出展:ニッセイアセットマネジメント

昨年は日経平均が年間で56%も上昇し、普段株式に興味がない方でもこれまでとは違う経済の力強さを感じた方も多いのではないでしょうか?身近なところでは、2020年のオリンピック開催に向けた「久しぶりの高揚感」を日本国民が感じた巳年であったかと思います。

それが、今年は尻下がり!4月からは消費税も上がるし、一気に景気もしぼんでしまうかも、とこれもまた格言通りになってしまうかもと不安になってしまいますね。

しかし、昨年の株価上昇は干支頼みであったわけではありません。アベノミクスの3本の矢の成果と言われています。そして今年は3本目の矢「成長戦略」がいよいよ真価を問われる年です。市場に大量のお金の流す第一の矢が「大胆な金融緩和」、公共投資を軸とした第二の矢が「機動的な財政出動」、規制緩和で民間投資を促す第3の矢が「成長戦略」であり、これが成功してこそ、賃金上昇で消費も底上げされて行くだろうというシナリオです。

加えてアメリカの金融緩和がうまく出口を迎えられれば、今後金利上昇が見込めるドルが買われるでしょうから、さらに円安ドル高になり、日本の株式市場に良い方向に進むという期待感も高まっています。

株価を完璧に予想することは不可能ですが、自分なりに経済のシナリオを考えることは、一社会人としてとても大切なことです。少なくとも、経済が良くなれば私たちの暮らしは良くなりますし、借金に苦しむ国の財政状況が良くなれば、社会保障などの部分にも改善が見られるかもしれません。

今年から税制優遇が受けられるNISAや、節税しながら自分年金作りが可能な確定拠出年金などの掛金の拡大など、投資家として有利な条件の元株価上昇の恩恵を受けられる環境も増えてきています。ぜひ経済活動を担う一員として、株式市場の動向にも注目したいものです。

執筆者情報

山中 伸枝
株式会社アセット・アドバンテージ  代表取締役
心とお財布を幸せにする専門家 ライフプラン実現のための資産運用アドバイスが専門 テレビ、新聞、雑誌などメディアでも活躍
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